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糞に群がる玉虫政治家

玉虫は、糞を丸めて後ろ向き転がしていく。
いろんな角度から見ると色が変わって見える。
今の東電を取り巻く表現がピッタリな比ゆだ。
玉虫は個人投資家、ヘッジファンド、政治家、財界守旧派。
糞は当然東電。

原発賠償支援法案に対して、
東電の株主や社債権者、貸し手の銀行にと
っては短期的にはポジティブ
「東電のクレジットリスクを見る際に最大のポイントだ
った支援法案が通ることはクレジットの悪化に歯止め
非常にいいニュースでポジティブ

市場での疑念。
原子力損害賠償支援機構が東電の資金
繰りを支援できるほか、資本不足に陥って
も公的資金注入によって債務超過も回避
することができる。「債務超過にさせない
とも、破綻させないとも明記していない。
東電の抜本処理をどうするのかは、今後
の政治課題」

 今回の修正では国の賠償責任が明確化
され、東電を破綻処理した場合、被災者に対する
損害賠償に影響が及ぶため、東電を存続させる
理屈が通らなくなる

法案には株主などにも協力を求める
との文言「協力」の意味ははっきりしない。

無配はもちろん、綻処理による100%減資の
可能性とも読み込める
債務超過、あるいは破綻させないとは明記していない
東電の行く末はなお見通せない

 東電の27日終値は前日比81円安の431円に下落
前場から売りが続き、後場は一時426円に下げた。
「支援法案を読み込んでみると、決して東電に
ポジティブな内容になっていない。警戒感で売られた

今回の支援法案の決着は、あえて「玉虫色」を残し、将
来へのフリーハンドを確保