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古河電気工業

     【5801】古河電気工業                                            

読み違えかも知れませんが、内包している好材料をちかじか公表するのかもしれません。
 ただ、同業の住友電工も含め発行株数が7億超えと大型のため株価上昇は緩慢でしょう。銘柄物色の流れの案内役と見ておきたいところです。
 
2012年02月7日、
古河電 <5801> が決算を発表。12年3月期第3四半期累計(11年4-12月)の連結経常利益は前年同期比57.9%減の98.6億円に大きく落ち込み、併せて通期の同利益を従来予想の145億円→90億円(前期は314億円)に下方修正したことが売り材料。 第3四半期累計(11年4-12月)において、伝送インフラ系事業(情報通信、エネルギー・産業機材)では光ファイバ・ケーブルや電力ケーブルが海外で好調も国内向け事業が低調だったほか、高機能素材事業(電装・エレクトロニクス、金属、軽金属)では、自動車部品のワイヤーハーネスの需要が回復に向かったが、液晶テレビ向け素材やリチウム電池向け銅箔など新商品販売が低調だったことが響いた。 通期もエレクトロニクス業界は想定以上に事業環境が悪化し、関連製品の受注環境は大幅に悪化、また、タイ洪水による関係会社の直接被災やサプライチェーン(部品供給網)寸断による売上減、コスト増も響く。 同時に未定としていた期末配当を見送り(前期末は3円)、中間配当を含む年間配当を2.5円(前期は5.5円)としたことも嫌気された。 
業績見通しが良いとされる復興関連が総じて頭の重い展開をしている中で古川電工の株価が何かを語ろうとしている。3Qの減益発表を契機として株価は反対にジワリ上げ始めた。同業の、住友電工も揚げ足を固めようとしているように見える。
【古川電工】チャート画像
住友電工チャート画像
2012年04月12日
メリルリンチ証が「買い」に格上げで大幅反発。 同証券11日付でのリポートでは、赤字が続いていた液晶テレビ用超微細光反射板のMCPETの需要は3月から好転しており、13年3月期では前期の30億円の赤字が解消されると報告。また、同じく赤字の国内光ファイバーに関しても5月10日の決算発表時に明らかになる今期事業方針で、事業縮小・撤退に踏み込む可能性があると指摘。 同証券では、12年3月期の連結営業利益は130億円(会社計画は125億円)と63%の大幅減益を見込んでいるが、13年3月期は260億円に急改善すると予想している。