ページビューの合計

サイバーの2012年3Q発表(備忘録)


2012 年7月27日 3Q
サイバーエージェント(4751)
今年も繰り返されました。社長のあやふやな決算トーク「新入社員を大量に摂り過ぎたかもしれませんね」発言で
(7/27)株価12:30現在S安気配。



 
2012 年7月27日 3Q
サイバーエージェント、4-6月期の採算が悪化でストップ安  

 26日、サイバー [東証M]が決算を発表。12年9月期第3四半期累計(11年10月-12年6月)の連結経常利益は前年同期比35.7%増の144億円に拡大したが、4-6月期で見た場合は34.3億円と1-3月期(60.8億円)と比べて、収益が悪化したことが嫌気された。
  



アメーバピグなどの課金や広告収入が堅調だったほか、ソーシャルゲーム事業の拡大でメディア関連事業の売上も伸びた。ただ、直近の4-6月期業績の伸びが鈍化していることが明らかになったことで、増益よりも今後の収益の伸び悩みを警戒した売りが殺到した。
 






2011 年7月28日 3Q
2011 年9 月期第3 四半期業績(3 ヵ月)は前年同期比18.5%増収、42.0%営業増益、24.1%経常増益、31.8%純利増益となりました。
第3 四半期までの累計では、26.1%増収、54.0%営業増益、51.0%経常増益、14.4%純利増益です。この値を通期計画と比較すると、営業利益が99%、経常利益が98%、純利益でも93%となります。つまり、第3 四半期までで営業、経常利益はほぼ通期計画を達成したことというわけです。
それにもかかわらず、今回同社は通期の業績を増額修正しませんでした。まず、第3 四半期は前年同期比42.0%営業増益でしたが、第2 四半期と比較すると営業利益は20.5%減益となっています。ただしこれは毎年のことで、4 月に新入社員が入社し人件費が大きく増えることと、ゴルフトーナメントのスポンサー費用が第3 四半期に発生することによるものです。加えて今年度の場合、震災の影響で若干既存事業がマイナスの影響を受けたことから売上高も第2 四半期比で4.9%減となったこともあります。そうは言っても、前年度も第3 四半期は第2 四半期比で営業利益が15.9%減少していますので、第3 四半期の前期比営業減益自体は気にすることでもないように思われます。
【その後の株価反応】
大幅下落

* 第3 四半期の決算説明会において、今年度は期末ボーナスを支給するかどうか質問したアナリストがいて、社長がどっちつかずの返事で、支給もあり得るというような答え方をしていました。それが、投資家のもやもや感を増幅した印象があります。しかし、前年度より今年度の業績はさらに大幅にいいわけですので、出さないはずはないと考えられますから、本来はそう答えて、それでも去年のより第4 四半期だけをとっても業績は大きく伸びるというように、すっきりとした回答をすれば、もやもや感は出なかったのではなかったかと思われます。そのほかにも何点か投資家が考え違いをしそうなやり取りが会社側とあって、株価が弱くなったところに、全体相場の下落が重なって、株価が大幅に調整したのではないでしょうか。





【要因分析】
もともとあやふやな表現の社長
 ネガティブに感じられた要因は、昨年突如として第4 四半期に発生した社員に対する期末ボーナスがあります。
前年度の期末ボーナスは8.64 億円でした。同社ではボーナス規定はなく、その前の年度はゼロでしたから投資家もびっくりしたのでしょう。

【その後の留意事項】
1  ネット系の株は個人投資家のウェイトが高い。株価が下落基調になると ファンダメンタル無視で株価はさらに下げることが多い。
2  個人投資家の信用の投げが一巡することで、需給面の不安は徐々 に解消する。
3  グローバルな景気悪化の影響を受けにくく、インデックス売買の影響も大き  いわけでもない。
4  外人持ち株比率が高い
5  機関投資家も同社の実態を理解していない部分があるため、株価のボラティリティはどうしても高くなる。 ファンダメンタル無視というよりもむしろファンダメンタルを理解せずに投資しているので、そのような行動になりやすい。





*2010年 7月30日 3Q
サイバーエージェント<4751.T>が8日ぶりに反落。一時4100円安の12万7600円まで売られている。29日、10年9月期第3四半期(09年10月-10年6月)決算を発表。好内容ながら決算期待で見直しが続いてきたこともあり、きょうは材料出尽くしの動き。
 連結売上高は前年同期比0.2%増の702億6900万円、経常利益は同2.5倍の70億3100万円となった。ネットプライスドットコム<3328.T>の連結除外を考慮すると23.9%増収。

経常利益はAmeba事業への集中的な宣伝戦略を展開した分10年1-3月と比べて減速したが、通期計画と比べた進ちょく率が90.1%に及ぶ。Ameba事業はテレビCM効果に加えて仮想空間サービス「アメーバピグ」で新コンテンツ投入の効果が表面化。課金売上高の拡大ピッチが加速し、4-6月が四半期過去最高の8億2400万円(10年1-3月は6億4900万円)となった。ほかにも主要収益源のネット広告代理事業はネット広告市況の再拡大を背景に四半期過去最高の売上を更新。FX(外国為替証拠金取引)事業も拡大傾向が続いている。