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日銀の脇役の発言が目立ってきた

最近日銀の発言が追加緩和的になってきました。これは取りも直さず、物価連動国債などの指標で現れている期待インフレ率が春先の2%近いところからかなり下がってこのところ1%割れを伺うところまで来ているからです。市場は日銀のオペレーションに疑問を投げかけているのです。

2013/12/04;
日銀の佐藤健裕審議委員は4日、函館市で会見し、4月に導入した異次元緩和は相当に思い切った措置だとし、仮に追加緩和を実施したとしても、市場や経済、期待形成に同規模のショックを与えるのは難しいとの認識を示した。追加緩和の効果は限られるとしながら、

「あらゆる手段を排除するものではない」「2年で物価2%の目標達成が困難となれば、追加策も検討する必要がある」

2013/11/27;
日銀の白井さゆり審議委員は27日午後、徳島県金融経済懇談会後の記者会見で、景気・物価の下振れリスクが顕在化し、日銀が描いている中心的なシナリオが崩れる可能性が高まる場合には、ちゅうちょなく追加緩和すべきとの認識を示した。日銀が掲げている2%の物価安定目標は非常にチャレンジングなものとし、

「2%目標を掲げている以上、やれることはすべてやる」