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日銀の16年度の日本株購入は4兆円

日銀の16年度の日本株購入は4兆円。主体別では投資信託銀行を抜いて最大


  • 2016年、日本株の最大の買い手は日銀
  • ・12月半ばまでの投資部門別売買動向を基に集計では日銀の上場投資信託(ETF)購入額が4兆3千億円。
  • ・昨年に比べ4割増。外国人投資家の売りを吸収。 

  • ・16年1月から12月第2週(12~16日)までの累計売買では、外国人が3兆5千億円強を売り越し。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの売買を含む信託銀行が約3兆5千億円を買い越し。

  • ・日銀は22日までにETFを4兆3千億円購入。信託銀を上回る。 日銀は昨年ETFを3兆円超購入。今年は7月に追加金融緩和策としてETFの年間購入額目標を3兆円から6兆円に増加。取得価格ベースのETF保有額は11兆円。時価評価では14兆円で約3兆円の含み益が生じている。

    海外は米大統領選のあった11月以降は、日本株を2兆円超買い越しているが、年前半の売りを相殺するまでには至っていない。  


-【*】ETF運用会社は安定した手数料収入を日銀からもらっているような格好。そもそもETFは長期間持つものではない。運用會社の手数料分少しづつ目減りしていく仕組み。