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ドル危機 波乱の種まき 破局の大統領



トランプ政権の下で米ドルの準備通貨としての地位が揺らぐのではないか。
それは米国の没落であるとともに、世界の投資家にとっての災難になる。





  • 2017/08/28
    • Make not great america again。
      ドルが世界の準備通貨であることについて、トランプ大統領がメリットよりコストにばかり注目していると危惧している米国人がいる。
      トランプ大統領がナンセンスなことをツイートする間に、投資家はスイスや日本などに代替的なセーフ・平文を探している。
      大統領選で他国の為替操作を批判していた頃、トランプ候補は通貨発行益のことを正しく理解していたのだろうか。
      貯蓄不足の国で双子の赤字を続けてもさしたる危機を迎えなかった理由を正しく理解していただろうか。
      米国の圧倒的な軍事力はどうやってファイナンスされているかを理解しているのだろうか。


     【基軸通貨の恩恵】
    「基軸通貨の放棄とは世界の金融システムにおける圧倒的地位を犠牲にすることであり、米国は何も『偉大』でなくなってしまう。
【ドル危機とドル防衛】米国に新たな特異な大統領が生まれたことで、米国が軍事的対立と同時に通貨危機に対処しなければいけなくなると警告
    • この数か月、市場はトランプへの不信を匂わせている。
      現時点では、新たな危機が起これば、米ドルからの資本逃避が起こる可能性がある。
     選挙期間中はクリントンの方が不愉快だった。今も大差はない。

基軸通貨としてのメリット
価値の保存手段としてのドルの人気は、米国に『途方もない特権』を与えている。