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株は需給


【7718】スター精密  ・輸出比率79%-2月決算--
発行数【期間1年】チャート画像【期間3ヶ月】
         チャート画像
47,033,234
PBR
 0.93
配当
 22
NC工作機54%。小型、増収増益、増配、自社株買い、円安メリット。
が、N225以下の評価。円高は重しだったものの、主力の工作機械がドイツの自動車関連向けを中心に上向き採算改善。国内生産の腕時計部品の販売も堅調。

2011年9月12日に自社株買いと増額修正を発表。翌日は大陽線を引いた。買いたい需要が大きく発生したわけです。買い終わると新たな買い手よりも、毎日安値を更新して嫌になっていた売り手の供給が勝って発表前の安値673円を下回って657円をつけました。普段ならこんな良い材料ならしばらくして段々盛り上がって戻り高値を更新していくはずです。そうはならなかった。ギリシャ不安などで市場ムードに押し流されてその後底練り状態が続きます。結局好材料で買った人のしこりが新たな供給玉として株価の重石となったわけです。
今年になって明るい市場ムードになって低PBR,好業績銘柄として物色されてきましたが、これは地合で動く新規参入者の新た需要を反映したものです。先の好業績発表時に買いついた向きの売りをこなして、なんとなく這い上がってきた感じです。ことさら、円安だからと買われた形跡はありません。パフォーマンスはN225以下です。人気は人並み以下ということです。ただ、配当落ち直後の2月29日、100万株弱の出来高で新たな需要が発生し株価を少し持ち上げました。戻り高値圏でです。前日、12年2月期の連結経常利益を従来予想の33億円→39.5億円(前期は11.9億円)に19.7%上方修正。従来の2.8倍増益から3.3倍増益と、利益急回復予想をさらに上乗せしたことが買い材料。当然売り場面です。
タイ洪水で4億円の特損を前期消化し、損害保険金は今期増益要因。PBRはほぼ1でその面からは人気需要余地はない。90円を超える円安到来で人気化も。