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1. 受注・受注残の推移 | yy/mm/dd |
FY26/3は1~3Qに「受注<売上」が続き、受注残は436.7億円→352.5億円へ減少。 4Qに受注327.0億円が入り、受注残470.1億円へ急増。 FY27/3 1Qも受注138.4億円>売上106.2億円となり、受注残は502.3億円まで増加。
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2. 今期売上計画との比較 | y |
FY27/3売上予想600億円、1Q売上106.2億円。残り3Qの必要売上は493.8億円。 1Q末受注残502.3億円は、その102%相当。 ただし受注残すべてが今期売上になるわけではなく、金額上のカバー力を示すにとどまる。
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3. セグメント別 | yy/mm/dd |
半導体・フォトマスクは、通期売上予想314.2億円、1Q実績45.1億円、残り必要269.1億円に対し受注残244.7億円(91%)。追加受注の必要性。 FPDは残り必要215.4億円に対し受注残257.6億円(120%)。既存受注による売上計画のカバー力。
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4. アドバンストパッケージ | yy/mm/dd |
1Q売上5.63億円に対し通期予想102.88億円で、極端な下期偏重。 会社説明でもDI露光機量産機の売上計上は下期集中。 FY26/3 4Q受注64.51億円、FY27/3 1Q受注12.51億円。2Q以降、既存パッケージ・サブストレート向け追加受注、新規顧客の量産機受注を計画。
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5. 5月説明との関係 | yy/mm/dd |
300mm角インターポーザー市場の2026~27年立ち上がり、300mm角DI露光装置の既受注、2028年度以降の大幅投資への準備は今回新たに判明した事実ではなく、既存会社見通し。 今回の1Qでは、その見通しに対する受注・受注残の実績検証
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6. 今後の最大検証点 | yy/mm/dd |
受注残502億円の絶対額より、売上消化と同時に新規受注が継続するか。 特に半導体・アドバンストパッケージで、2Q以降の量産機受注が実際に積み上がるかが焦点。 総括:受注残は352.5億円→470.1億円→502.3億円と再拡大。連結では残り売上を金額上ほぼカバーする一方、半導体・FMは追加受注が必要。今後は「受注残を売上化できるか」より「売上を消化しながら受注残を維持・拡大できるか」が最大の確認ポイント。
🟫 受注・受注残の売上カバー率 | 決算説明会Q&A(26/5/13・26/8/7) |
| 期 | 受注高 | 期首受注残 | 売上高 | 期末受注残 | 備考 |
| FY27/3 1Q | 138.4 | 470.1 | 106.2 | 502.3 | 半導体・FMK受注59.8億、前年同期35.5億から増加 |
| FY26/3 4Q | 327.0 | 352.5 | 209.4 | 470.1 | 大型受注で残高急増 |
| FY26/3 3Q | 62.9 | 412.7 | 123.1 | 352.5 | 売上>受注、残高消化継続 |
| FY26/3 2Q | 80.9 | 449.3 | 117.5 | 412.7 | 売上>受注、残高減少 |
| FY26/3 1Q. | 92.6. | 436.6. | 80.0. | 449.3. | 半導体・FMK受注22.6億. |
| 区分 | 通期売上予想 | 1Q実績 | 残り必要売上 | 1Q末受注残 | カバー率 |
| 全社 | 600.0 | 106.2 | 493.8 | 502.3 | 102% |
| 半導体・フォトマスク | 314.2 | 45.1 | 269.1 | 244.7 | 91% |
| FPD装置. | 272.5. | 57.1. | 215.4. | 257.6. | 120%. |
単位:億円。カバー率=1Q末受注残÷残り必要売上。受注残全額が今期売上化する意味ではなく、金額上のカバー力の目安。
アドバンストパッケージ:1Q売上5.63億円(通期予想102.88億円)と下期偏重。FY26/3 4Q受注64.51億円、FY27/3 1Q受注12.51億円と受注は先行して積み上がっている。
5月決算説明会Q&A要旨(事実のみ):
- 2025年度アドバンストパッケージ受注77.53億円のうち、DI露光装置の受注残が相当部分を占めると会社回答(内訳額は非開示)。
- 300mm角DI露光装置は開発済で既に受注(金額・台数・納期は非開示)。台湾OSAT向け市場開拓の一環で、28年度以降の投資に向け準備中と会社説明。
- インターポーザの量産は業界全体でまだ未実施。評価機導入は自社含め3社の段階。
- 26年度営業利益55億円の粗利内訳(口頭説明):DI露光装置・マスクライター・ウエハ検査装置がほぼ同規模、CF露光装置と同程度の収益性を期待できると会社が回答。
- フォトマスク:レガシーは1年後回復見込み、検査装置は競争力課題ありマスクライターに注力(半導体向けは年内上市計画)。
- 28年度売上高1,000億円中計のセグメント内訳(アドバンストパッケージ200億等)は、実績次第で変わり得ると会社が言及。
結論|投資家向けサマリー
- 全社受注残502.3億円は残り3四半期の必要売上493.8億円に対し102%とほぼカバー。セグメント別では非対称(半導体・フォトマスク91%/FPD120%)で、下期の焦点は半導体側の追加受注。
- アドバンストパッケージは1Q売上5.63億円と小さいが、受注(4Q64.51億円・1Q12.51億円)が先行して積み上がっている状態。「将来テーマから実売上フェーズへの本格移行」と断定するのは会社見通しを含む評価であり、現時点で確認できる事実は「受注・売上が発生している」ことまで。
- 300mm角DI露光装置の「既受注」は事実だが、金額・台数・納期は非開示。量産化も業界全体で未実施のため、将来業績への寄与額は現時点で確定できない。
- 26年度営業利益55億円の高収益性前提(DI露光装置等がCF露光装置並み)は5月時点の会社説明であり、1Q実績(営業利益2.75億円)にはまだ反映されていない。
論点|「既受注」をどこまで評価材料にできるか
- 金額・台数・納期が非開示のまま「既受注」という事実だけを材料視することの是非。
- 「試作評価が良い=量産採用」は会社の見立てにとどまり、評価機段階の他社2社の動向次第で覆り得る仮説。
論点|利益率改善は会社説明か実績か
- 粗利内訳・収益性水準の説明は口頭ベースで開示資料の裏付けがなく、1Q実績にはまだ反映されていない。下期の実売上・実利益で初めて検証可能。
- カバー率91%(半導体・フォトマスク)は「不足」ではなく「今後の受注積み増しが前提」の水準。2Q以降の計画実現は未検証。
リスク|下振れ要因
- 半導体・フォトマスクはカバー率91%。2Q以降の追加受注が計画通り積み上がらない場合、通期売上314.2億円の未達リスク。
- 受注残の全額が今期売上に転化する保証はなく、キャンセル・検収時期のズレで「カバー率102%」は名目上の余裕にとどまる可能性。
- 300mm角インターポーザー市場の2026~27年立ち上がりは会社の見通しであり確定事実ではない。28年の600mm角展開は構想段階で、既受注の300mm角と混同すべきでない。
- アドバンストパッケージの下期偏重(通期102.88億円に対し1Qは5.63億円)は、下期の設置・検収が計画通り進まなかった場合の反動が大きい構造。
- フォトマスクの検査装置事業は競争力課題を抱えたまま、収益寄与は限定的な状態が続く可能性。
今後|監視指標
- 受注残の絶対額(500億円超維持)ではなく、四半期ごとの受注高と売上高の関係(受注>売上が続くか)を継続確認。
- 半導体・フォトマスクのカバー率が91%からどう推移するか。
- アドバンストパッケージの下期売上計上ペース(102.88億円計画に対する進捗)。
今後|カタリスト・イベント
- パッケージ・サブストレート向け既存顧客からの追加受注、新規顧客からの量産機受注(2Q以降計画)。
- LAMBDI量産機の26年度中設置・売上計上。
- 半導体向けマスクライターの年内上市。
- 300mm角DI露光装置の追加受注・台湾OSAT向け商談進捗の開示。