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FRBの政策転換と日経平均への影響

FRBの政策転換で米国金融は引き締め方向になる一方、10月末の日銀追加緩和を行った日銀の金融政策の違いで、円安が加速。連れて、N225も邦貨換算では大幅高。
米国景気は拡大しており、一方の日本の景気は芳しくなくドルベースのN225は下げている。
 
  •  「昔、とにかく計算、頭の弱い熊さん、八っつぁんという二人の男がいたんだ。お花見の季節『きっと酒を持っていって売ったら儲かるに違いない』と思いついた二人、酒屋から『売り上げから払う』という約束で2升の酒を仕入れた。それと釣銭用に一貫の金を借りて熊さんが預かった。しかしこの二人も無類の酒好き、花見場に着く途中樽の中の酒が飲みたくて『八っつぁん、俺が持ってる一貫で酒一杯買うわ』『おう、分かった』そして熊さんが一杯飲んでいると今度は八っつぁんが『俺も飲みたい、どうしよう』で、熊さん『いまお前一貫持ってるだろう、それを使えばええんじゃねえか』『そうだな』で八も飲む。やがて酒を飲みたいばかりに二人はそれを繰り返す。花見場に着くなり樽の中の酒が空っぽであるのに気付く。『おう、着いちまう前に酒が売り切れてしまった様だ、これは相当儲かったに違いない』『で、いくら銭入ったんだい』ふたりは懐を確かめる。『げ、釣銭として借りた一貫しかねえや、どういうことだ?』 二人が酒が売れてしまったと思っても、実は手持ちの金を二人でやり取りしあったに過ぎず、なのに儲かったと錯覚してしまった。 以上に似た事例が現在経済の世界でもあるのではないか?それが「花見酒経済」なのだ。尚、熊さんと八っつぁんには酒の仕入れ代という借金が残ったことは言うまでもない。







  

主な市場指標

日経平均(円)17,621.40+411.3519日 大引
NYダウ(ドル)17,804.80+26.6519日 16:39
ドル/円119.53 - .56+0.36円安20日 5:48
ユーロ/円146.16 - .20-0.30円高20日 5:49
長期金利(%)0.350+0.00519日 16:01







為替(ドル/円)日足3ヶ月

                               
日米のマネタリベース比較
  
  • *FRBによる金融引き上げは7月に転換点を迎え、 10月には顕著になってきました。


検証用Liveチャート↓    
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  • *8月まではドル換算でも同じような上げ方でした。それ以降は日本国内投資家の目で見れば日経平均の上昇は顕著に感じますが、ドル圏の投資家から見れば損失拡大のトレンドになっています。

海外勢の日本株買い、リーマン危機来の低水準-14年は前年比94%減