同社はエンジンに取り付けられたセンサーから取得するデータをもとに、エンジンの出力及び稼働時間を計算して、時間あたりの出力でエンジンをレンタルする「Power By The Hour」というサービスを考案します。「エンジンは製品として販売するもの」という考えが常識だった業界に、「サービスとして提供する」という新しい概念を吹き込みます。ロールス・ロイスは、「顧客が欲しがっているのはエンジンそのものではなく、そこから生み出される推進力だ」という観点から、モノではなくサービスとして販売する、新しいビジネスモデルを確立したのです。 エンジンから取得するデータはサービス提供だけでなく、適切なタイミングでの整備や交換部品及び整備士のリソース管理など、幅広いシーンで活用されています。