ページビューの合計

シーゲル教授

 相場は強い  シーゲル教授*

・***
ジェレミー・シーゲル|Global Financial School
20/12/07
*民主党が(ジョージア州決選投票で)2議席とも獲っても市場は上昇する
*増税*増税はあるだろうが、インフレ支出も大きくなる。
*希望の光*ワクチン開発、財政刺激策協議
*ジョージア州上院議員選決選投票*上院の多数を決する重要なイベント
*再始動トレード*市場はワクチン次第で再始動トレードに取り組もうと身構えている
*セクター*テクノロジーから再始動銘柄まで全面的に強い
*長期金利*まだとても低いが、再び今年半ばのような低金利にはならず、2021年を通して上昇する
*原油上昇*OPECの合意もあるが、ほとんどは再始動を反映したもの


*市場を支える3つの要因(来年2021年はとても良い年になる)
*流動性*マネーサプライM1が3月初め以降44%も増加(第2次大戦以来)
*ワクチンのニュース*来年接種が始まれば、銀行預金に眠っている流動性が経済・市場に向かう
*選挙結果*ねじれ状態では民主党による増税は難しく、トランプ政権の「ばかげた通商政策」も見直される

  •  
  • ワクチンの良いニュースがあると再始動銘柄が好調になり、ウィルスの悪いニュースがあるとステイ・ホーム銘柄が好調になる。
 来年ワクチン接種が実施されるにつれ、過去75年間見られなかったような投資にとって好ましい環境が出来上がると見ている。75年前といえば第2次大戦が終わった年。

 私はテクノロジー・セクターが売られるとは思わないが、再始動(銘柄の上昇)は2021年に実現する。今後強くなる再始動銘柄の候補として、これまでへこんでいた銀行、航空・ホテルなど・・・来年もローテーションが続くが、市場全体が上昇すると予想している。だから、これは単なるローテーションではなく、ポジティブな市場トレンドなんだ。

  • *そしてそのとおりになるか?*20/11/17時点 
  • 20/11/16
    来年は予想より良くなると思う。ペントアップ需要と流動性によって経済が強まると予想されるからだ。そして穏やかなインフレ、2、3、4%のインフレになるだろう。私の研究では、その程度なら株式市場に悪い影響を及ぼさない。

  • シーゲル教授は、来年の市場の主たるテーマが「再始動トレードと利回り探し」になると考えている。つまり、コロナ・ショックの影響を強く受けていた企業群が強く回復し、低金利ゆえに高配当株が買われるというシナリオだ。その裏返しにあるのがテクノロジー銘柄であり、来年は少し退潮するという。特に、セクター内には極端なバリュエーションの銘柄も少なくない。「今は控えめにいっても、それらが世界を変えているというように見える。しかし、PSRが20、30、40倍になってくると、どれだけ余力があるか疑問だ。」
  • *そしてそのとおりになっている*20/11/17時点 
  •  これまでのところ大統領選が無難に消化され、ワクチン開発で良いニュースが出てきたことで、市場が一層明るくなっている。コロナ・ショックの早い段階から強気を通してきたシーゲル教授の予想はこれまでのところ着実に当たっている。



  • *そしてそのとおりになっている*20/11/06時点
  • 20/11/04
    私はバイデンが勝つと思う。そして上院は共和党多数のままになる。この組み合わせが経済・市場にとってとても良いんだ。 

  • 忘れてはいけない。
    流動性が流入している。
    4月以降言ってきたように、流動性が市場に流入し、これがとてもとてもプラスに働いている。

  • を挙げていた。バイデン勝利は、ゼロ金利をさらに後押しすることになる。財政支出がなされ、財政赤字が拡大し、お金が経済やすべてのモノへの支出のために配られる。基本的に、共和党政権下の場合より長い間、ほぼゼロの金利を維持するようFRBに圧力がかかることになる。
  • つまり、利回りは存在せず、みんな利回りを求めることになる。

  • 【大統領選挙前】20/09/28
  • 大統領選の結果が出るまでは上げにくい相場
  • が続くと述べている。しかし、選挙が秩序だって終わる限り、
  • その後はやはり強気スタンスをとるべきと話す。選挙で完全な
  • 混乱がない限り、私は今ではバイデンと民主党が大統領と上下院を総獲りする可能性も考慮しているが、上院が60-40など(の大差)とならない限り、物事がよく進展すれば、11-12月は上昇となる可能性の方が高く、人々を驚かせるかもしれないと予想している。

  •    ⇒【そしてそのとおりになっている】20/11/06現在

  • 私は、バイデン大統領とマコーネル上院院内総務(共和)の方が、トランプとマコーネルよりうまく機能すると思う。
    バイデンの強みは、予備選挙の初めに彼が言っていたが、相手方と一緒にやれることだ。 
  •  
  • バイデンは妥協の男だ。
  • 今までやってきた。
  • 米国が必要とするいくつかのことは進むはずだ。・・・
  • これは今後4年にとってプラスになると考えている。
  •  
20/07/11
この数年誰よりも株価上昇を的確に予想しながらメディアで迫害を受けているジェレミー・シーゲル教授
M1(現金と要求払預金)がコロナ・ショック後の救済策で急拡大している。これが戦後見たことのないほど爆発的に拡大している。3月第1週以降M1マネーサプライは34%増加した。・・・リーマン危機後1年では・・・17%しか増加していない。そして、この34%は序章にすぎない。なんでフリードマンやシーゲル教授はM1増大を重視するのか。量的緩和と大きな構図の違いがあるためだ。量的緩和とは、主に銀行から国債等を買い入れる政策だ。銀行は保有する国債を渡し、かわりに準備預金残高を受け取る。しかし、銀行が準備預金を持っていても、それだけで経済や市場を刺激する効果は大きくない。銀行が企業・個人に貸出をして初めて、お金が市中に回り始める。今回異なるのは、大きな財政政策がともなったこと。政府等が企業・個人に大規模な給付・貸出を行ったことで、お金が銀行保有の準備預金ではなく、企業・個人保有の銀行預金に配られた。これがM1の急拡大に反映されている。この資金が、消費狂いのアメリカ人による消費再開を待っている。シーゲル教授は、M1がさらに拡大しうると考えている。感染が再び悪化すれば救済策が追加され、民主党が選挙で勝てば財政拡大に向かうだろうからだ。教授は、このM1が来年にかけて消費に向かい始めるという。すべての人が再雇用されるわけではないだろう。・・・でもそれでも来年にはインフレを予想している。コンセンサスでないのは承知しているが、2021-22年にはとてもとても強い消費支出が見られるだろう。