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シーゲル教授


*22/03/27*⮞年末までに下げを取り戻しさらに上昇へ:
しばらく苦戦の時期があり、その後、年末に向けて回復するとのシナリオ。今後4-6か月厳しい状況となるものの、その後下げを取り戻し、年を通せばプラスで終わる。
金利
市場は年末までに(FF金利を)2.50%、もしかしたら2.75%と見るようになるだろう。」 年内のFOMCはあと6回。 現在のFF金利誘導目標0.25-0.50%からこの水準まで引き上げるには複数回の50 bp利上げを含める必要がある。
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市場が考えるより金利が上昇すると考えているが、企業利益はまだとても強いままだ。だから、2021年ほどにはならないが、2022年末までに株価、例えばS&P 500はまだ少し上がる可能性がある。バリューが買われるローテーションが続くと予想している。
一方、グロースの多いNASDAQは上昇を見込んでいない。
投資家心理に大きな変化が起こっている。今後の4、5、6カ月(したがって8月9月10月)は、FRBが連続で50 bpの利上げを行い、バランスシートも縮小する厳しい状況となるため、困難な時になる。年後半にこれ(最高値からの調整分)を取り戻し、さらに5%上昇する可能性がある。

*22/03/23*今回の量的引き締め(QT)を次のように予想している。FRBが米国債・MBSを(毎月)1,000-2,000億ドル市場で売却することになるのを意味している。これは、長期金利、5年・2年の金利に影響を及ぼす。前回のQTでは、FRBは保有する資産について期限償還を受けるのを原則とし、市場売却を行わなかった。だから、それほど大きな国債の需給悪化とならず、金利上昇圧力とならなかった。この売却のやり方がFRBから公表されれば、市場は改めてやばいと感じるだろう。