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【4524】森下仁丹

*資料①
*3ヶ月チャートチャート画像

発行数
20,750,000株
PBR
 0.99
配当
7.5円+2.5円




(チャート自動更新)
 
*【着 実】自社製造の乳酸菌健康食品が躍進。カプセル製造も受託量増加。営業外に研究開発助成金。税負担軽い。増配。13年3月期はカプセルが前期の設備更新等で生産効率改善。一般用医薬品の新製品投入や乳酸菌健康食品の増勢で利益強含み保持。 
【活 用】カプセルに薬剤を封じたシロアリ駆除剤を大学教授らと研究。創業家が筆頭株主復帰、ロート製薬とは協力関係継続。
 
     
 *ヘルスケア事業で主力商品である乳酸菌健康食品「ビフィーナ」を強化、OTC医薬品(一般用医薬品)や医療器具が好調に推移したことから増収を達成、カプセル受託事業も伸長、12年3月期の連結営業利益は2億7900万円(11年3月期比3.1倍)となった。

  6ヶ月チャート チャート画像
13年3月期は5億円(前期比78.9%増)の見通し。「カプセル受託事業ではシームレスカプセルで世界市場をけん引すべく、開発・技術力を生かし新規分野をも含めたグローバルな受託展開を目指していく」。3月期末一括配当は創業120周年記念配当2.5円を含む7.5円の計画だが、前期末は記念配当なしで7.5円だったことから配当幅上乗せを期待。  株価は5日に「ガイアの夜明け」で取り上げられたことも刺激となって上伸。 6月6日の前場終値は前日比46円高の391円。
:*2012/06/27
アンジェスMGはバイオリーダース社との子宮頸部前がん治療ワクチン(CIN 治療ワクチン)のライセンス契約を締結。
 
 *カプセル技術を生かした具体的な新薬、新製品開発に関しては経口感染症ワクチン、潰瘍(かいよう)性大腸炎治療核酸医薬品の開発を進めてきたが、5月16日にはアンジェスMG<4563.T>などと共同で子宮頸がん治療ワクチン開発プロジェクトに参画すると発表した。カプセルに薬剤を封じたシロアリ駆除剤などの開発も楽しみな材料だ。中国で初となる血糖値上昇抑制素材「サラシア属植物」を用いた事業も展開する。

      
         

平成 24 年5月 16日
シームレスカプセル技術を応用した医薬品開発プロジェクト(アンジェス MGと 森下仁丹との共同研究開発)
アンジェス MGは、株式会社ジェノラックBLと韓国のBioLeadersCorporationおよび東京大学産科婦人科学の川名敬講師との間で、子宮頸がんの前がん病変に対する経口ワクチンによる子宮頸がん治療ワクチンの共同開発を進めてきたが、森下仁丹が同プロジェクトに参画し、共同研究を進めることになった。
子宮頸がんの原因ウイルスであるヒトパピローマウイルス(HPV)は、前がん病変の初期段階から検出され、その後、子宮頸部上皮内腫瘍性病変と進むにつれHPVのがん関連蛋白質の発現が増加し、子宮頸がんへと進展する。
アンジェス MGとジェノラックBLが開発する乳酸菌を利用した治療ワクチンは、HPVの発がん蛋白質に対する特異的な細胞性免疫を子宮頸部へ効率的に誘導することで、子宮頸がんへの移行を回避できる画期的な世界初の治療ワクチンとして期待されている。
子宮頸がんで子宮頸部円錐切除術を行った患者は、その後の早産、低出生体重、帝王切開のリスクが高まることが報告されており、子宮頸部円錐切除術を回避できる意義は大きいことから、他に前がん病変に対する治療法がない現実に鑑み、本治療ワクチンの早期実現が期待される。
本開発は経口投与したワクチンが胃酸の影響を受けないよう、森下仁丹が有する腸溶性シームレスカプセルに包み、効果的なDDSを目指すものです。この腸溶性シームレスカプセル技術は、既に森下仁丹と神戸大学医学部の白川利朗准教授らのグループとの経口感染症ワクチンプロジェクトや、アンジェス MGが開発するNF-κBデコイオリゴを用いた潰瘍性大腸炎治療の核酸医薬プロジェクトにも応用されている。
アンジェス MGが開発した医薬品素材に森下仁丹によるカプセル化技術を適用することで付加価値の高い医薬品製剤を提供することが可能となりる。












 
 
バイオカプセルを利用したレアメタル回収プロセスの実用化開発
*平成23年3月28日
 合成高分子樹脂を皮膜とするシームレスカプセル技術応用の一環として、レアメタルや希少貴金属の効率的な回収が可能なバイオカプセルを開発中。独自のカプセル内部に吸着剤や特定の微生物を高濃度で保持させ、効率的にカプセル内部に非鉄金属イオンを取り込むことに成功。本技術をH22年11月に公立大学法人大阪府立大学と特許を共同出願。この技術をより具体化する為に大阪府立大学大学院工学研究科を共同研究先とし、長瀬産業株式会社と共に実用化プロセスの開発事業に着手。
従来のように大量の薬品を使うことなく、また低エネルギー(低コスト)で環境への負荷も抑えた、選択的なレアメタル回収プロセスの実用化を目指す。本プロセスを開発することで、これまで廃棄されていた都市鉱山や工業排水等から希少金属を大幅な回収可能となり、わが国の海外資源依存率の低減が期待される。本事業を進めるに当たり、経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)公募の「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」に採択された
   
  
*市場の反応

「 森下仁丹 <4524> が続騰し、4日後場取引時間中に発表したレアメタル(希少金属)回収バイオカプセルの特許出願に対する期待が一段と高まり、買い気が継続している。
 同社は合成高分子樹脂を皮膜とする独自のシームレスカプセル技術を用いて、レアメタルや、金、銀などの希少貴金属を効率的に回収可能な新規バイオカプセルを開発し、その成果を特許出願した。公立大学法人・大阪府立大学大学院工学研究科の小西康裕教授ら研究グループと共同開発・出願したもので、今後の有望製品として注目される。
 新規バイオカプセルは、独自のカプセル内部に吸着剤や微生物を高濃度で保持させ、カプセル内部に非鉄金属イオンを取り込むことで効率的な濃縮回収が可能となる。
 レアメタルは自動車、エレクトロニクス分野など主要産業に不可欠な希少資源であり、日本にとっても長期的な安定確保が重要な課題となっている。廃棄製品から、レアメタルを効率的に回収する方法が確立された意義は大きく、中・長期的に業績への寄与が期待されている。」

*希少金属回収カプセルを試験生産。1.3億円投じ専用設備、3年後に本格量産。




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