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コンプガチャ問題以降初の4半期決算。
どの程度の影響が出ているか気になっていたが意外や30%以上の増益で売上の伸び率は2Q時点よりも大きくなっている。利益率は超高収益のコンプガチャがなくなることにより悪化したが巡航速度。通期予想をいずれ増額修正する余地を残している点は素晴らしい。


 7月26日大引け後(15:00)に決算を発表。12年9月期第3四半期累計(11年10月-12年6月)の連結経常利益は前年同期比35.7%増の144億円に拡大し、通期計画の167億円に対する進捗率は86.3%に達し、5年平均の71.9%も上回った。 4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比10.2%増の34.3億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の11.1%→10.3%に悪化した。

 
第3四半期累計決算【実績】

百万円
百万円
百万円
百万円
決算期
売上高
営業益
経常益
最終益
1株益
対通期進捗
発表日
09.10-06
70,269
7,038
7,031
4,871
7,514
76.2%
2010/7/29
10.10-06
88,620
10,838
10,620
5,574
8,596
75.2%
2011/7/28
11.10-06
101,902
14,557
14,407
6,912
10,675
86.3%
2012/7/26
前年同期比
+15.0%
+34.3%
+35.7%
+24.0%
+24.2%



 *コンプガチャ影響の他アメーバ事業の15歳以下自主規制の影響をMobage向けの「神撃のバハムート」など、SAP(ソーシャルアプリケーションプロバイダ)事業の好調でカバーした。スマホ向け先行投資のコスト特に大量採用の人件費が2Q比で16億円も増えた季節要因が3Qにのしかかった。リリース中である大量の新サービスの収益発現に期待。


*4月17日にメリル証券が今9月通期の営業利益を191億円としたがギリギリクリアするかもしれない。