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株価は上がっていない、ドルベース日経平均

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  • 2015/02/17
  • 赤はドルベースの日経平均。2012年末から2013年春にかけては日本国内投資家も海外投資家も日本株で潤った。
  • 昨日は円ベースで日経平均は昨年来高値を更新してニュースに盛んに取り上げられた。次のターゲットは安倍第一次内閣の時の高値18260円辺りだと。
  • 一方ドルベースの株価は1年半の間ずっと横ばい。黒田バズーカ後の円安で、ドルベースでは全く上がっていない。海外投資家は日本株に感心を失っているという見方もうなずける。
  • N225ドルベースとの比較(5年)
私のドルベース日経平均のこのコラムをまるで見たかのように日経新聞が記事にした。
ただ論点が180度違うが。  これは煽り記事と思われますので近々大きな反落の場面が
来るでしょう。

2015/02/19
*海外投資家は日本株市場からしばらく遠のいていた。東京証券取引所が発表する投資部門別売買動向では14年の買越額は約8500億円にとどまって13年(15兆円以上)から大きく減り、直近は売り越しが続いていた。ここにきて翻意した背景にあるとされるのがドル建て日経平均の堅調さだ。
 輸出企業が多い日本株は円安になると輸出採算の改善を期待し株価が上がる展開が続いていた。しかし海外投資家は基本的にドル建てで運用しているため、円安が進行する状況では低調な値動きが続いていた。
 それでも公的マネーが日本株を買い支え、日本株はじりじりと上昇してきた。今年に入ってからは伊藤忠商事やキヤノンなどの海外M&A(合併・買収)、ファナックの工場新設と大型投資が明らかになり、日本企業が変わるという期待感が高まった。円安が横ばいで推移する中で日本株が上昇し、ドル建て日経平均は「壁」とされていた150ドルから水準を切り上げて約1年ぶりの高値に迫ったことで、海外投資家の見直し買いが入っている。


 
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  • 2015/02/19
    外国人投資家がニッポンを代表するいわゆる「中核(コア)」銘柄を積極的に買う動きが鮮明になり、19日の東京株式市場で日経平均株価はIT(情報技術)バブル後の高値(1万8261円)を超え、15年ぶりの高水準をつけた。トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソニーなどの上げが顕著だ。直近まで売り越しだった彼らがここにきて姿勢を翻したのは、「ドル」でみた日経平均株価が高値圏で推移しているためだ。

    TOPIXコア30の上昇率0.92%、TOPIX0.83%、JPX日経インデックス400 0.76%、日経平均0.36%、東証マザーズ指数0.30%――。この日を主要な指数で見比べると相場の質がくっきり浮かび上がる。時価総額の大きい銘柄30銘柄で構成するTOPIXコア30がもっとも上昇率が大きい。

    個別ではトヨタ自動車が8年ぶりに8000円を回復したほか、前日に全事業の分社化など再建策を発表したソニーも約4年10カ月ぶりの高値を付けた。ファナックは上場来高値、日産自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループも昨年来高値を更新している。時価総額の大きいコア銘柄の上昇が目立つ相場となり、「中長期の海外投資家による新規の買いが入ったとみられる」