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中略
景気の良い声が多分に見られる。特に公的機関の動きが影響を与えている様子がうかがえる。全国のダイジェスト的な一覧でも「公共工事、民間工事とも工事受注量は好調に推移している。民間建築工事は新たな商材の引き合いもあるなど、引き続き投資意欲の高さが認められる」「2-3か月前よりも、東京では受注量がやや増えてきているように思う。特に、旅行関係のダイレクトメール類の印刷物が増えてきている」「優良企業は株価が上昇しているこの機会に設備投資を行い始めている。今後への期待とともに、先行きも良くなるのではないか」などの声が確認できる。
一方で人材周りに関しては「人材不足が慢性的に続く状況にあり、これまでは即戦力の採用や効率化のための期間雇用者を確保していたが、今は人材育成志向と正規雇用の求人・採用へと徐々に移ってきている」のように、人材不足が続いていること、企業の人材への考えが単に採用だけでなく、育成にもより大きなリソースを割くような姿勢を見せ始めたとの報告も見受けられる。安定雇用は安定生活、消費拡大にもつながることを考えれば、良い傾向には違いない。
なお「円安」に絡んだ言及は18件(重複含む)。ネガティブな使われ方はそのうち3件のみで、現状の水準では大よそ好意的にとらえられているようだ。
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