兜牛レポート
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住宅ブームがやってくることを期待するシラー
S&Pケース・シラー住宅価格指数のシラー教授
「トランプ・ブームがやってきたのかもしれない。」
シラー教授は、最近の米金利上昇について、その絶対的レベルは心配するほどのものでないと考えている。
ボルカー・ショック前の高インフレ、その後の高金利時代と比べれば、天と地ほどの差があるからだ。
「1970年代・80年代はすごかった。
インフレも住宅ローン金利も2桁で、住宅ローン金利は20%近くもあった。
それでもみんな住宅を買っていた。
今年、住宅ローン金利は1%上昇したにすぎない。」
人々の行動を予想するのは難しいとしながら、むしろ駆け込み需要を呼び起こす可能性に触れている。「一つの可能性は、
今の金利で固定しようとすること。それが、最近の好調な住宅販売の理由かもしれない。この行動は、住宅ローン金利が上昇する限り続く。
これがブームに油を注ぐ。」シラー教授は、トランプ政権の不確定要素が大きいと言い訳しながらも、今後の2つのシナリオを挙げた:
・米全域で5%程度の(住宅価格の)上昇トレンドが続く。
・トランプ・ブームがやって来る。
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*10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(20都市)は前年比5.1%上昇と前月に引き続き順調に推移した。5.1%の上昇は市場予想どおりか、それをわずかに上回る水準。
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