ページビューの合計

日銀当預への付利撤廃が次の一手

金融緩和の更なる浸透は日銀当座預金への付利の撤廃である。金利を付けないとMB目標が達成できないなどとしてのでは、アベノミクスの成功はおぼつかない。
 
都銀の国債保有残高は5月末現在、前月末に比べて3兆4812億円減少し92兆7876億円となった。2カ月連続で減少し、3月末からの2カ月で総額15兆1724億円減った。


5月末の国債保有残高は2011年1月以来、2年4カ月ぶりの低水準。また、4月と同様に、国債だけではなく株式や外国証券などのリスク資産も減少。株式の保有残高は同1253億円減の9兆8856億円と2012年11月以来の10兆円割れ、外国証券は同6795億円減の26兆3589億円となった。 




 一方で、現金預け金のうち、預け金が同8兆2186億円の32兆5943億円に急増。有価証券を売却した資金を、超過準備に0.1%の利息が付く日銀当座預金に積む動きを強めた。 
     国債のみならず、証券投資に対する積極的な姿勢が見られなかった。