【ミドリムシ】
2013年2月28日、ミドリムシの細胞増殖速度の向上や細胞サイズの拡大などを実現する技術の特許を出願。燃料原料となる成分を高生産できるミドリムシ作出のための基礎技術確立を目指す。2010年5月にJAL、ANAからバイオジェット燃料開発要望を受けた新日本石油(JXホールディングス)は、日立プラントテクノロジー、ユーグレナの3社で共同研究を開始。2018年の事業化、2020年の量産化が目標。
【シュードコリシスティス】
シュードコリシスティスとはデンソーが特許を持つ細胞内に多量のオイルを蓄積する藻類で、二酸化炭素からオイルを合成する能力がある。軽油成分を含み、成長が早く培養もしやすいことから、デンソーと慶應大学の共同研究で精製の改善が研究中。2013年には軽油の量産を行い年間80トン生産する計画。ジェット燃料としては2020年代に量産化見通し。
【榎本藻】
榎本藻とは品種改良を重ね燃料生産に適するように開発された藻。繁殖力が大きく、光合成により重油に近い成分のバイオ燃料を精製できる。IHIは、大量生産できる技術にめどをつけたことから、2018年にも航空機向け燃料を東南アジアなどで生産を開始。2020年以降に大量生産化見通し。
|