| 増大する負債は格付け機関の格下げに直結して、ジャンク債並みの評価になっている。
2013/07/25;
ソフトバンクの国内普通社債(SB)のスプレッドにタイト化圧力。格付機関がスプリント<S.N>買収に伴う財務内容の悪化を理由に相次いで格下げに踏み切ったが、織り込み済みだったとの受け止め方から、ネガティブな反応はほとんどなかった。足元では格下げというイベントをこなしたという安心感から、スプレッドはタイト化傾向にある。
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・S&Pは8日、ソフトバンクの長期格付けをBBBからBB+に2段階引き下げた。
・日本格付研究所(JCR)が11日に長期格付けをAからA─に引き下げ
・ムーディーズ・ジャパンが18日に発行体格付けをBaa3からBa1に、それぞれ引き下げ。 |
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| だが、今の日本の金利モードは大胆な金融緩和で、実質金利はマイナス(名目金利で見ると間違ってしまう)。借金が多いことが、すなわちレバレッジを効かせる能力が極めて有利に働く環境になる。
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時価総額7兆円の三井住友バンクの預金高は74兆円。これは銀行が抱える負債である。一たび取り付け騒ぎが起きれば銀行といえどもパンク。 バンク違いであるが時価総額8兆円のソフトバンク。負債6兆円はまだまだ余裕。金融引き締めがない限りフォローの風。 |
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