[NY 20日 ロイター] -
| 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で 下落した。原油価格が約13年ぶり の安値圏に 沈み米株式市場も急落、リスク回避の動きが強 まるなかでドル/円は1 年超ぶりとなる115.96 円を付けた。その後は米株価の回復に伴って 0.6%安の116.94円 に持ち直した。 また原油安で資源国通貨が売られたことで、ドル の主要6通貨に対するド ル指数は終盤0.1%高 の水準となっている。 .......................................................... |
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- *この日発表された12月の米消費者物価指数(CPI)は、市場予想の横ばいに対して前月比0.1%の低下となった。インフレ率の伸びが米連邦準備理事会(FRB)の物 価目標に届くには緩やかすぎるかもしれないばかりか、ドルも上昇しないことを示唆して おり、これもドル/円の押し下げ要因となった。 原油安は資源国通貨の売りにつながり、豪ドル/米ドル
とニュージーランドド ル/米ドルは、それぞれ0.98%と0.99%下げた。 その他ブラジルレアル、ノルウェークローネ、ロシアルーブルも対ドルで急落した。一方カナダドルは、カナダ銀行(中央銀行、BOC)が政策金利を0.5%に据え置 いたため一時100ポイントほど対ドルで上昇したが、その後は上昇分を相殺。ドル/カ ナダドルは終盤0.6%安の1.4485カナダドルで、13日間続いた上昇は いったん途切れた。