- 2014/02/28
- ミクシィ---切り返す、成長分野への投資に向けたファイナンスを評価も
<2121> ミクシィ 6590 +310 売り一巡後は切り返す。新株式発行と株式売出しを発表している。公募増資の実施によって約63億円を調達し、スマホ向けネイティブゲーム「モンスターストライク」に係る広告宣伝費に充当する。希薄化や需給悪化懸念が嫌気され売り先行でスタートしたものの、足元における成長分野への投資に向けたファイナンスが前向きに捉えられる格好にも。 - ミクシィ<2121>が朝方に、一時２３０円安の６０５０円まで売られたあと、切り返す動きとなり、同５００円高の６７８０円まで買われている。２８日付の日本経済新聞は、同社が公募増資などで発行済み株式数の１割弱の新株を発行し８０億円前後を調達する方針を固めたと報道、売りが先行した。同社は午前９時７分に、公募増資１１３万株を実施し、手取り概算額６３億円を調達すると発表。報道された調達金額よりも小幅で、公募増資後の発行済み株式数が７．３％の増加にとどまったことから、買いが優勢となったようだ。 同社は、調達した手取り概算金６３億円の全額を、同社が提供するスマートフォン（多機能携帯電話）ネイティブアプリゲームの「モンスターストライク」にかかる広告宣伝費に充当。残額が生じた場合には、同ソフトの開発および運営にかかる外注費に充てる予定としている。
