ページビューの合計

FRB パウエルの口害









    • 19/01/12

    • 1月4日の講演では「現時点で市場の混乱の要因になっているとは思わないが、問題が発生すれば、バランスシートの正常化も修正をためらうことはない」と述べていた。
    •  

    • NEW-style



  • (19/01/10NY)

    利上げ一時停止強調
    パウエル議長は10日の講演で「懸念は海外経済だ。市場も不安視しており、政策は様子見する時期だ」と述べた。FRBは2019年に2回の利上げを想定してきたが、株安を受けて一時停止する考えを改めて示唆した。
    「量的引き締め」は継続
    金融市場はFRBが利上げと同時に進める保有資産の圧縮にも注視している。パウエル氏は「資産規模は現時点よりもかなり小さくなるだろう」と述べ、当面は「量的引き締め」を続ける考えを示した。


  • 過剰流動性バブル破裂の延命より大きなバブル醸成へ。長引く低金利の下、投資家はリスクに目をつぶり高い利回りを追って低格付けの債券やローンなどに資金を投じ、緩和マネーの流入で財務基盤の弱い新興国や企業などが抱える債務額は再拡大。
  • 年末にかけ一旦落ち込んだ、低格付け債券などの発行はまたぞろ復活している。年明け以降、低格付け企業や新興国による資金調達の動きが再び活発化している。1月下旬には財政不安から国際通貨基金(IMF)の支援を検討していたエクアドルが10億ドルの債券を発行。12月にゼロだった米国の低格付け債の発行も再開され資金を集めている。市場の混乱に対応した金融政策の修正が将来のリスクの芽を育てる矛盾に
  • ⮞19/01/30 米ダウ平均は今度は月間上げ幅(1672ドル)で過去最大を記録。欧州ではドイツ、フランスが6%上昇し、欧州連合(EU)離脱に揺れる英国株も4%高となった。10月の高値からみると米国は年末までの下げ幅のほぼ半分を取り戻した。反発力が比較的鈍い日本でも急落分の2割弱を埋めた。新興国への資金流入も目立つ。18年に2割安となったトルコ株は1月に14%上昇。原油安も一服しロシア株も14%高となった。新政権が発足したブラジル株は過去最高値を付けた。資金は債券にも向かう。国際金融協会(IIF)によると、海外からの新興国株・債券への資金流入額は1月に約1年ぶりの大きさだった。
  • ⮞19/01/30 市場の動揺を深めたのがパウエル発言なら落ち着かせたのもパウエル氏。年明け以降、講演などで「金融政策の修正をためらわない」と繰り返し発言。1月30日のFOMC後の記者会見では、利上げを一旦停止して保有資産の縮小も想定より早く終えると言及した
  • ⮞12月の米ダウ工業株30種平均の月間下げ幅は2211ドルと1896年の算出開始以来最大に。日経平均株価も2336円と10年ぶりの月間下落幅を記録した。
  • ⮞2018/12/末 世界の金融市場は昨年末にかけ歴史的急落を経験した。景気減速に対し市場に不安が広がる中で台頭した、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感が原因だ。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にパウエル議長が「バランスシートの正常化を変更するつもりはない」と発言。景気後退を早めかねないと悲観論が台頭した。
p