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4321ケネディスク


 短期的には5万円割れも。

2013/05/15


 
      

米不動産投資ファンドのウエストブルック・パートナーズが、ケネディクス<4321.T>などと共同で、東京都港区にある大型オフィスビル「赤坂ガーデンシティ」の権利66%を約300億円で取得したことが14日、明らかになった。日銀の大規模緩和などを背景に不動産市場に資金が流入する期待が高まり、これまで開きの大きかった買い手と売り手の価格差が縮小、案件が成立するケースが出てきた。 取得したのは今年4月。ウエストブルックが主導し、ケネディクスを含む複数のファンドが参加した。 地上19階、地下2階建ての赤坂ガーデンシティは2006年2月に開業し、同年7月にモルガン・スタンレーの不動産ファンドMSREFが所有権66パーセントを約600億円で積水ハウス<1928.T>から取得した。MSREFは当時、この所有権を担保に427億円のローンを調達。商業用不動産担保証券(CMBS)として再組成した上で、投資家に販売されていた。 

 ウエストブルックとケネディクスは昨年、このローンの一部を購入。さらに残りのローンの償還資金を他の投資家と共に新たに借り入れることで、物件の所有権を取得した。CMBSは14年9月に最終償還期日を迎えることになっていた。

 リーマンショック前の日本では、景気拡大を背景に不動産市場が活況を呈し、大幅なレバレッジを効かせて物件を購入するケースが相次いだ。しかし世界同時不況により、物件の価値がローンの金額を下回るまでに下落。満期が来ても物件売却やローンの借り換えができず、売却権利が金融機関に移る事態が起こっていた。  赤坂ガーデンシティもそうした物件のひとつ。残りの所有権は07年に不動産投資法人のジャパンエクセレント投資法人<8987.T>が取得し、現在も保有している。
これを受けシカゴCMEではN225=14550¥=14191¥(大証終値)+359¥となりました。



業績
3年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の13.9億円に急拡大し、通期計画の29億円に対する進捗率は48.2%に達し、5年平均の37.3%も上回った。 1-3月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の29.9%→39.7%に急改善した。
発表当日の株価反応は軟調。そして今日の急落となった。
http://kabutan.jp/stock/news?code=4321&b=k201305100553

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