経験則 |
消費者物価の前年比上昇率2%という日銀の「物価安定の目標」が実現した場合、経済の巡航速度といわれる潜在成長率が1%程度とすると、名目成長率は3%になる計算。一方、これまで20年間、長期金利は名目GDP成長率プラス0.5ポイント程度で推移してきた。 2年後には物価上昇率2%、長期金利3.5% 上記の経験則からいくと、2年後には長期金利は3.5%まで上昇することになる。 |
別の学者の考え方 |
理論的にも実証的にも長期金利は名目GDPの伸び率とほぼ同じ。現在の長期金利0.9%がいずれGDPの伸び率3%まで高くなってもおかしくない。それが自然。 2年後には物価上昇率2%、長期金利3.5% 上記の経験則からいくと、2年後には長期金利は3.5%まで上昇することになる。 |
長期金利1%は当たり前 東京都区部の消費者物価は、5月に0.1%上昇(生鮮食品を除く中間速報)と4年2カ月ぶりにプラス圏になった。名目成長率が実質成長率を下回るデフレ経済から脱却する兆しがでてきた。名目成長率プラス0.5ポイントという経験則を適用すると、長期金利は1%を超えてきても不思議ではない。 |
アベノミクスのもくろみ通りで進捗中
昨年4月頃の金利を見てみると |
【金利】
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2012/4/13
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米10年債
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2.016%
| 日本の金利が突出して低い。現在(2013/07/03)は米が2.6%、日本が0.8%程度で「金利が高い」と騒いでいる状態。 | ||||
独10年債
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1.744%
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英10年債
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2.062%
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加10年債
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2.013%
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豪10年債
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3.831%
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日10年債
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0.947%
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直近の金利 |